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コンテナ積載可能の内航船及びはしけについて、コンテナ輸送能力(積載個数)を見ると、はしけでは20フィートコンテナを1〜19個積載できるものが約9割を占めており、20個以上積載できるはしけは全体の1割程度である。内航船では20フィートコンテナを50個以上積載できる船が全体の3割程度ある。

図4−14 コンテナ(20フィート)積載可能数別・隻数割合

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このように、海上及び河川におけるコンテナ輸送需要が発生しても、その受け皿としての輸送体制は既存の船舶、はしけを利用することで確保できると考えられる。しかし、これらの船舶やはしけの中には建造年度が古く、高い輸送効率を期待しにくいものも多いと思われる。これまでにコンテナ輸送を実施した船舶は409隻中99隻、はしけは388隻中20隻あるが、調査研究委員会においてはしけの中には老朽化したものが多く、船員も高齢化しており外貿コンテナ輸送の受け皿としてはあまり期待できないという意見があった。

図4−15 コンテナ輸送実績の有無

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